生産国 アメリカ合衆国ハワイ
地域 オアフ島ノースショア ワイアルア
生産者 ワイアルア農園 by ドール・フード・カンパニー
ファクトリー ワイアルアコーヒーファクトリー(オーナーBill and Reba Martin)
規格 オアフ ファンシー
豆の大きさ スクリーン19
木の品種 ハワイアンティピカ
標高200-220メートル
精製方法 フルウォッシュド
開花時期 3−4月
収穫時期 11月−2月 機械収穫
ワイキキからノースショアへ。ドール・フードが運営するコーヒー農園。
1996年に閉鎖されるまで、およそ100年にわたって、オアフ島北西部ノースショア地区ワイアルアにあるワイアルアシュガーカンパニーはハワイ州最大のサトウキビ農園を運営していました。
ここは、1901年にジェームス・ドールが創業したパイナップル農園発祥の地です。当時、日本、中国、韓国、フィリピン、ポルトガルから多くの移民家族がオアフ島にやってきて、ドール農園に住み込みで働き、子供を育て上げ、ハワイを自分の故郷としたものでえります。
1990年代半ばになると、農業のグローバル化が進むにつれて、経済環境の多様化が一気に加速。1996年にはサトウキビ農園を閉鎖せざるを得なくなりました。特徴的で高品質なハワイ生産物を求める消費者需要はどんどん増加し、新しい農産物を販売するローカルマーケットは拡大。働き口を失くした労働者たちのために、ドールは農産物の多様化プロジェクトを始めることにしました。そこで選ばれた農産物が新興市場向けのパパイヤ、マンゴ、コーヒー、カカオです。
ドールフードの会長であったデヴィッド・マードックは、健康によく抗酸化作用のあるコーヒーとカカオに着目。ワイアルアコーヒー&カカオ農園は、健康で滋養のある食品を提供を社是とし、農業の多様化を目指し、絶え間ない努力を続けています。
ワイアルアコーヒー&カカオ農園は、サーフポイントとして有名なノースショアを見渡せるワイアルア台地にあるサトウキビ畑を転換した土地にあります。オアフ島はワイアナエ火山とコオラウ火山という2つの楯状火山で構成されていて、ワイアルア農園はこれら二つの山脈の境界に位置しています。
155エーカーのコーヒー農園は、海辺の町ハレイワを望む標高300メートルにあります。一方、カカオ農園はワイアルアの町のそばを流れるカウコナフア川の川岸にあります。北緯21度に位置し、年間平均気温25度、平均降雨量20ミリという温暖な自然環境です。
コーヒーとカカオの収穫シーズンが6ヶ月相前後しているため、農園で働く従業員は一年と通じてフルタイムで働くことが出来ているのです。